防犯カメラの耐用年数

防犯カメラの耐用年数については良く聞かれますが、
防犯カメラの機器、録画機(NVR)、SDカード等分けて考えますと

(1)防犯カメラのカメラ部分
防犯カメラのカメラ部分については屋内・屋外によりますが7年~10年は使用できるかと思います。
但し、法定対応年数については精密機器については6年とされておりますので6年以降については不具合が起きる可能性が、
一気に大きくなってくることが予想されます。

屋外に設置する場合、鹿行地域では塩害の影響がある為、
金具等が先に腐食していきますので部品の取替等必要になるかと思われます。


(2)録画機(NVR)
防犯カメラを有線で接続した際に保存先となるHDD部分になります。
一般的にはHDDは消耗品と言われておりNVRに関して言えば5年と言われております。
NVRについては設置環境によって大きく作用されますので、
以下の環境を避けて設置することで長く安全にご使用できるようになります。


【設置場所にふさわしくない場所】
・極端な低温、高温多湿、温度
・湿度変化の激しい環境
・衝撃や振動の影響を受けやすい環境
・直射日光の当たる環境・磁気の影響を受けやすい環境
・ゴミやホコリ(土埃、排気ガスなど)の多い環境
・タバコの煙が多い環境・発熱器具のそば


(3)SDカード(マイクロSD)
動画の撮影の様に高頻度で使用している場合、2年~2年半と言われております。
SDカードは元々の容量が少ないためにデータの書き換え回数が多くなってしまうために耐久年数が短くなってきます。

障害が出てくると保存したデータの一部が破損するといった現象、
また写真の一部または全体がグレーの画面になったり、動画が途中までしか再生できない、
最悪の場合はデータ自体の読み取りが出来なくなります。

2019年08月31日