人感センサーの検知距離

主に家庭用に普及している人感センサーについては熱を感知して反応するシステムが一般的です。
人や物体はそもそも熱放射という電磁波を放出しています。サーモグラフィで人体の表面温度がわかるのは、
人体が発する赤外線に反応しているからです。熱が高いほど赤外線を多く放出しているため、画面上で赤い面積が多くなります。

赤外線を利用した人感センサーは、周囲の熱を感知して反応する仕組みになっています。
つまり人が近づけば温度変化が起こりそのわずかな温度差を感知して電気信号を送ることによりセンサーが反応するのです。

その為、下記のデータの様に外気温が高くなると人との体温と近くなり検知が難しくなってきてしまうのです。
検知センサーについては他に音感センサー、超音波センサー、人の静電気を感知するタッチセンサーなどがありますが、
防犯カメラについては一般的に熱センサーを使ったシステムが組み込まれております。

 

■下記、データはPanasonic製カメラのデータ抜粋

室温20℃のとき、検知距離は約5mです。
検知範囲の温度や環境条件によって、検知範囲が大きく変化しますので、設置場所などにご注意ください。

(以下、補足)
検知範囲の温度 検知距離 ※あくまで目安です。
20℃ 4~6m
25℃ 3~5m
30℃ 2~4m
35℃ ~2m

※検知範囲の温度が高いと検知距離は短くなり、夏場など検知しにくい場合があります。



人感センサーにより録画が開始されるタイプの機種は撮影漏れが大いに発生する可能性があり
設置場所についても高い箇所については検知能力が低くなるため広範囲撮影には適さないため
設置場所、使用用途については慎重な調整が必要になります

 

 


2021年06月18日