防犯カメラの塩害被害

海岸から近い場所、一般的に海岸から2km圏内は塩害地域として位置づけられております。

塩害地域では塩の影響で通常より腐食が進みます。

特に軒下に設置された電気機器など雨水による自然洗浄が行われない場所については著しく腐食が進行いたします。


たとえば   
キュービクルなど分電盤、プルボックスは塩分を含み風に晒され雨によって洗われないため、
長時間塩分が付着したままになります。

 

防犯カメラについても塩害の被害は影響致します。
今回は他社にて施工した防犯カメラにてご紹介いたします。

①防犯カメラに使用されている留めネジ
②カメラ部を支える首の部品


③カメラとケーブルの接続部


【対策】
①防犯カメラに使用されている留めネジ
      ⇒留めネジをコーキングと呼ばれる防水対策でネジをコーティングして塩の影響を軽減させる

②カメラ部を支える首の部品
      ⇒防水テープなどで補強は可能。機器選定時に首の構造が弱い機種については塩害地域には不向き

③カメラとケーブルの接続部
      ⇒接続部についてはプルボックスにケーブルごと収納をしてなるべく露出しないように設計する

 

配管や接続部材については錆びにくい素材を選定してなかに水が入らない様
防水効果の高い設計を行う必要があります

 

2019年12月07日